費用がいったいいくらかかるのかは、建て替え工事の内容によってさまざまであるが、ここでは、ごく大ざっぱな目安を挙げておこう。まず、本体工事費としては、標準的な住宅価格が1平方メートル当たり一三万円(坪四三万円)として、床面積一二〇平方メートル(三六坪)で一五六〇万円。(2)の別途工事費となると千差万別なので何とも言えないが、本体工事費の一〇〜一五%は見込んでおきたい。つまり二〇〇万円前後の費用がかかることになる。さらに(3)の“余分な”費用については、個々の状況により一定しないが、これまた本体工事費の一〇%はかかることを覚悟したい。一五〇万〜一六〇万円という金額である。したがって建て替えにかかる総費用としては、〈本体工事費+二〇〜二五%〉というのが大ざっぱな価格。本体工事費が一五〇〇万円かかれば、建てえ工事費全体としては、一八〇〇万〜一九〇〇万円という金額になるわけである。ところで、これだけの金額がかかるとすれば、ほとんどの人にとっては何らかの借り入れが必要となってくる。さいわい、最近ではさまざまな資金づくりの方法があり、しかもこれらを組み合わせて用いることが可能になっているが、注意したいのは、上記費用のうち(2)(3)の多くは現金で支払わねばならないことだ。したがって建て替えには、ある程度の資金の余裕をもってスタートしなければならないことを予算計画のなかで考えておきたい。
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